季節投資 2005 5 23
季節投資というものが、あり得るだろうか。
そういうことを気にしていませんでしたが、先日、知人に言われたのです。
よく言われるのが、新興市場で、
12月が底値となり、1月から3月にかけて上昇するという話です。
日経ジャスダック平均を見ると、
確かに、2004年12月17日(週足)が、文字通り「大底」となり、
2005年3月25日(週足)まで、だいたい一直線に上昇しています。
その前のパターンは、どうか。
これまた、2003年12月19日(週足)が、文字通り「大底」となり、
2004年5月7日(週足)まで、だいたい一直線に上昇しています。
すると、12月下旬に、新興市場の人気銘柄をまとめ買いし、
3月に、まとめ売りをすれば、儲かったかもしれません。
(デイトレーダーよりも、週足トレーダーの方が、楽で、効率がよいかもしれません)。
こういうデータを知ってしまうと、デイトレーダーは、
銘柄選びが、バカらしくなるかもしれません。
みんな、毎日、銘柄選びに苦労して、
その都度、「上がった、下がった」と一喜一憂し、
終わってみれば、毎年、季節性があったと知ると、がっくりくるかもしれません。
しかし、そのために、週足チャートがあるのです。
基本的に、新興市場の銘柄は、値動きが激しいので、日足チャートを使うべきですが、
やはり、週足チャートで、全体の動きを把握すべきです。
今、何合目にいるのか。
3合目か、5合目か、8合目か。